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【心の健康維持】メンタルヘルスの効果的な取り組みと対策を解説

メンタルヘルスとピラティスの関係

ストレス社会といわれる現代では、SNSの普及による情報化や、感染症の蔓延による生活様式、労働環境の変化など、さまざまなストレスを受けながら生活しています。その中で、どの程度の方が自身のストレスを自覚し、」の健康を保つための対処ができているでしょうか。

今回の記事では、理学療法士を保有し、高知市でピラティススタジオを運営している私が、メンタルヘルスの意味やセルフケアの方法、ピラティスがメンタルヘルスに効果的な理由などを解説していきます。

メンタルヘルスとは

メンタルヘルスとは体の健康ではなく、こころの健康状態を示した言葉です。世界保健機関(WHO) は、「すべての個人が自らの可能性を認識し、生命の通常のストレスに対処し、 生産的かつ効果的に働き、コミュニティに貢献することができる健全な状態」と定義しています。

自分自身の心の健康状態を日々観察し、変化に気づくことは難しいものです。そのため、無意識のうちにストレスを受けて溜め込み、自分自身をコントロールできずに不調をきたす状態のことを、メンタルヘルスの不調といいます

心の問題は非常に繊細なため、誤った対応をしてしまうと、より深いダメージを与えてしまいます。そのため、適切なケアの方法を学び、必要時は専門医に見てもらいましょう。

ストレスが引き起こす症状

・気分の落ち込み

・怒りっぽくなる

・疲れやすい

・肩こりやめまい

・不眠

・思考力が低下

・暴飲暴食に走る

・人と会うのを避ける

・動悸や発汗

などが挙げられます。このようなストレス症状をそのままにしてしまうと、うつや不安障害などの精神疾患を引き起こしてしまいます。ストレス状態から抜け出すための対応や方法などを以下で説明していきます。

メンタルケアの3つの段階と4つのケア

メンタルヘルスに取り組む際に意識したい段階と、ケアの種類について解説していきます。

メンタルケアの3つの段階

一次予防(未然に防ぐ)

ストレスを始めとするメンタルヘルスの不調を未然に防ぐ段階です。

対策として、ストレスマネジメント研修の実施やストレスチェック制度の導入などが挙げられます。また、スタッフ一人ひとりのメンタルヘルスに対する意識を高めていくことも重要です。

二次予防(早期発見)

メンタルヘルスの不調を早期発見し、適切に対処する段階です。

対策として、相談窓口の設置や産業医と面談する機会の調整などが挙げられます。また、スタッフ間で相談ができるなど、風通しの良い職場環境の構築も重要です。

三次予防(職場復帰支援)

メンタルヘルスの不調により休職したスタッフの職場復帰をサポートする段階です。

対策として、職場復帰支援プランの作成や職場復帰支援対策プログラムの策定などが挙げられます。また、この段階を疎かにしてしまうと離職に繋がってしまうため、休職に対する焦りや不安に対して、精神面のサポートも重要です。

4つのケア

1.セルフケア(個人)

セルフケアとは、自身のストレスに早めに気づき、適切に対処することです

セルフケアは正しい知識がなければ対処することが難しいため、セルフケア研修などを用いてメンタルヘルスについて学ぶ必要があります。ストレスをどの程度感じているのか把握するためにも、ストレスチェックを実施することも有効です。

2.ラインによるケア(管理監督者)

ラインによるケアとは、管理監督者が職場のストレス要因を把握して対処することです。

管理監督者は部下の相談に応じて、職場環境の改善や支援を行う必要があります。また、部下のケアを行う担当者は、メンタルヘルス研修を受講するなど、メンタルヘルス予防に関する知識を深めることが重要です。

3.産業保健スタッフなどによるケア(事業場全体)

産業保健スタッフ等によるケアは、事業場内の産業医や衛生管理者などによる支援のことです。セルフケアおよびラインによるケアの実施をサポートする役割があります。

産業保健スタッフや他部署が連携して、効果的なメンタルヘルス対策の体制や企画立案などを行います。

4.事業場外資源によるケア(外部との連携)

事業場外資源によるケアとは、メンタルヘルスケアの専門知識を持つ外部機関やサービスを利用し活用することです。企業が抱える問題や課題を、外部の専門機関がサポートすることで、解決を目指していく方法です。専門機関との協力体制を構築することで、より効果的なメンタルヘルス対策の実施が可能となります。

主に事業所向けでの対応ではありますが、ストレスを感じる一番の原因が「会社・仕事」であるため、メンタルヘルスの不調を起こす前に適切な対応が必要です。

メンタルヘルスの向上にピラティスが有効

上記で、メンタルケアの段階やケアについて挙げてきましたが、私生活の中でもメンタルケアを行うことは可能です。その一つとして、ピラティスがあります。ここからは、ピラティスがメンタルヘルスの向上に効果的な理由を解説していきます。

呼吸法

ピラティスの呼吸は「胸式呼吸」です。胸式呼吸を行うことで、脳にたくさんの酸素を供給でき、働きを活性化できると言われています。これにより、ピラティス後にすっきりとした爽快感や達成感などを感じ、ストレスやイライラなど症状の緩和が期待できます。

集中力が高まる

ピラティスは、自身の身体の状態に意識を向けながら、常に動きに集中して行うエクササイズです。そのため「マインドフルネス」の状態の瞑想を自然と行うことができます

マインドフルネスは「今、この瞬間」を感じ取ることです。あらゆる事象の良し悪しを判断せず、ありのままを受け入れることで、心の安定や集中力の向上などの効果が得られると言われています。

身体のバランスが整う

姿勢と自律神経は密接な関わりがあります。身体の歪みや崩れが生じることで自律神経のバランスが乱れる原因となります。

ピラティスは、身体のバランスを整えるのに有効です。身体のバランスが整うことで自律神経も正常に働き、精神的な安定を得ることができます。

セルフイメージの向上

ピラティスのレッスンを通じて、身体のバランスが整います。さらに継続することで、継続力や以前との身体の変化を実感し、達成感を得ることができます。このような経験は、自己肯定感を高めることに繋がります。

理想とするボディイメージに近づくことで、自分自身に対して自信を持ち、日々の活動にもポジティブな影響を与えるでしょう。

まとめ

今回の記事では、メンタルヘルスに関して効果的な取り組みと対策を解説してきました。日々の生活の中で、無意識にストレスが蓄積されていることは誰にでもあります。上記で示したストレスが引き起こす症状の中で、自身に当てはまるものはありますか?

また、自身がストレスを感じた時の症状や対処行動を一度思い返してみてください。

ストレスには、対処できる方法があります。職場であれば4つのケアを参考に導入し、私生活ではピラティスをはじめ趣味を行うことでストレスの緩和が期待できます。

詳しく知りたい方は高知市にあるピラティススタジオ「アルブライト」でご相談ください。

上田翔太(アゲタショウタ)

国家資格:理学療法士を保有。高知県内にてピラティススタジオ・パーソナルジム2店舗運営。健康〜美容目的の方まで年間2000件以上のパーソナルレッスンを実施している。

高知市のピラティススタジオ Albright(アルブライト)のロゴ

住所:高知県高知市北高見町55-3 1F

TEL:070-8586-1730

営業時間:10時〜19時(火・金曜日は不定休)

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