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ピラティスでストレートネックが改善する?理学療法士が徹底解説!

「パソコンを一日触っているからストレートネックによる首こりや肩こり、頭痛がひどい」

「ストレートネックって整骨院や整体で言われて治療したけど全然良くならない」

ストレートネックは現代人にとって大きな問題となってきています。

今回はストレートネックの原因と解消するためのピラティスエクササイズを高知市でピラティスインストラクターとして活動している私が解説していきます。

ストレートネックとは?

首の骨は7つあり、頸椎と言われております。

頸椎は前に弯曲しています。

この弯曲がなくなり、真っすぐになった状態のことをストレートネックといいます。

首の骨は前側に弯曲することで頭の重さを最小限の力で支えています。

しかし、ストレートネックのように弯曲がなくなることで、首が前側に傾き、首に負担がかかりやすい状態になってしまいます。

ストレートネックの原因

ストレートネックの原因は姿勢によるものがほとんどです。

デスクワークなどの座ったままの姿勢やパソコンやスマホを見続ける姿勢が続くと、腰や背中が丸くなり、自然と首が前に傾いてきます。

その姿勢を長時間とっていることで、背中から首にかけての背骨が真っすぐになってしまいます。

人の頭はボーリング玉ほどの重さがあると言われております。

仕事などで頭が前に出た姿勢を続けていると頭を支えている首には大きな負担がかかることになってしまいます。

ストレートネックは猫背になりやすいの?

ストレートネックを改善する為には首だけを改善すれば治るというものではありません。

その理由は、

頸椎は脊椎の中の一部だからです。

脊椎は首から腰にかけてつながる頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個の合計25個からなります。

脊椎はS字カーブでバランスをとり、各背骨にかかる負担を減らしております。

(頸椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎が前弯のS字カーブ)

このことからもストレートネックで頸椎が真っすぐになってしまうとS字カーブが破綻し、頸椎の下にある胸椎や腰椎への影響も与えてしまいます。

ストレートネックになりやすい姿勢はパソコン作業などの首が前に出ているケースがほとんどであり、その姿勢は猫背姿勢になっていることがほとんどです。

そのため、ストレートネック改善には猫背改善も必要となります

ストレートネックの症状

パソコン作業などの悪い姿勢が習慣化すると筋肉も自分の悪い状態を身体で覚えてしまい、正しいポジションに戻すことが難しくなってしまいます。

正しいポジションにならないと首を支えている首周りや肩回りの筋肉たちがガチガチに張ったり、こわばって痛みが出てくることがあります。

ストレートネックの症状

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 二重あご
  • 自律神経の乱れ
  • めまい
  • 腕のしびれ
  • 猫背

などがあげられます。

ストレートネック・セルフチェック方法

ストレートネックかどうかを簡単に調べる方法があります。

  • 1.壁に背中を向けて立つ
  • 2.かかと、お尻、肩甲骨の順番に壁にひっつけていき、最後にアゴを引きます。

【チェックポイント】

①特に意識しなくても後頭部が壁につく

②後頭部が少し離れているが、少し意識すれば壁につく

③後頭部が離れているが、頑張って意識すれば壁につく

④後頭部が壁から離れていて、頑張っても壁につかない

①の方は、正常です。

②の方は、ストレートネック予備軍です。

③の方は、軽度のストレートネックです。

④の方は、重度のストレートネックです。

ストレートネック改善に効果があるピラティスエクササイズ

ストレートネック改善に効果があるピラティスエクササイズを3つ紹介します。

自宅で行いやすいエクササイズなのでぜひやってみてください。

〇カールアップ

1.床に仰向けに寝て、両手を頭の後ろに組む

2.顎が上がらないように軽く顎を引く

3.息を吸い、背骨を1つずつ床から持ち上げながら肩甲骨の当たりまで頭を持ち上げる

4.息を吸いながら背骨を1つずつ床に戻していく。

5.これを4回繰り返す

〇スワン

1.うつぶせになり、脇をしめて両手を肩の下に置く

 脚は肩幅に開く

2.息を吸いながら、背骨を1つずつ意識して身体を持ち上げる

(腰が反らないように注意)

3.息を吐きながら、背骨を1つずつ戻しながら元の位置に戻る

〇キャットストレッチ

1.肩の真下に手を置き、股関節の真下に膝を置く

2.背骨を意識しながら、息を吐きながら背骨を1つずつ丸めていく

3.丸めた状態で息を吸って、吐きながら元の位置に背中を1つずつ戻していく

4.これを4回繰り替えす

正しい動きに自信がないかたは、パーソナルピラティスがおすすめ

ピラティスを行うことで重要なのは、呼吸と正しいフォームです。

正しいフォームは人から指摘されることで気づくことができます。

一人で行って難しい場合やグループレッスンで思っていたより効果が出ていない人などは、パーソナルピラティスを受けてみることをおすすめします。

パーソナルピラティスでは、その人に合わせてエクササイズを提供してくれるため、自分に合ったメニューを行うことが出来ます。

まとめ

今回はストレートネックの原因や症状、改善に向けたおすすめのピラティスエクササイズを紹介してきました。

ストレートネックは日ごろの姿勢の影響を大きく受けています。

日ごろの姿勢を改善する為には運動が必要です。

ストレートネックのチェック方法を確認し、当てはまった人は今回紹介しているピラティスエクササイズを行ってみましょう。

また、自分一人で行うことが不安な方は、ぜひ高知のピラティススタジオ「アルブライト」までご相談ください。

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執筆者情報

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上田翔太(アゲタショウタ)

高知市でパーソナルジム・ピラティススタジオを2店舗運営。理学療法士の国家資格を持ち、年間2000件のレッスンを担当。美容・健康面において幅広い経験・知識を持つ。

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