ピラティスでインナーマッスルを鍛えることのメリットと効果を解説!!
ピラティスについて調べていると、「ピラティスはインナーマッスルを鍛えるのに有効」と、よく目にしたことがあるでしょう。そもそも、この「インナーマッスル」とは何か知っていますか?
理学療法士を保有し、高知市でピラティススタジオを運営している私が、インナーマッスルとは何か、鍛えるメリット、ピラティスを通じてなぜインナーマッスルを鍛えられるのかについて解説していきます。
インナーマッスルとアウターマッスルの違い
身体の中にある筋肉は、約600種類以上あると言われており、主に「インナーマッスル」と「アウターマッスル」の2つに分けられます。同じ筋肉でも、それぞれ違いが存在しているので、以下でその違いを解説していきます。
インナーマッスルとは
インナーマッスルとは、身体の深部に位置する筋肉のことです。外見的には目立たずアウターマッスルに比べて小さいですが、主に姿勢の維持や安定性に関与します。
基本的に自分の意志で動かすことが難しい筋肉ですが、体の約9割はインナーマッスルと言われています。代表的なインナーマッスルとして、腹横筋・多裂筋・横隔膜・骨盤底筋が挙げられます。
インナーマッスルは、ヨガやティラピスのように、負荷が強すぎずゆっくりと行う動作で鍛えられます。
アウターマッスルとは
アウターマッスルとは、身体の表面に近い部分に存在する筋肉です。身体を動かす際に大きな力を発揮したり、関節を動かしたり、外からの刺激に対して骨を守る大切な役割を担います。
意識することで簡単に動かせる筋肉であり、意識的にトレーニングすることで鍛えやすい特徴があります。代表的なアウターマッスルとして、大腿四頭筋・ハムストリングス・二頭筋・三頭筋・腹直筋・大胸筋・腓腹筋が挙げられます。
アウターマッスルを鍛えるためには、筋肉に大きな負荷をかけるウェイトトレーニングが効果的です。
インナーマッスルを鍛えるメリット
インナーマッスルを鍛えることで、身体の不調改善、姿勢の改善、ダイエット効果など、さまざまなメリットがあります。以下で詳しく解説していきます。
身体の不調改善
インナーマッスルが衰えてしまうと、姿勢が崩れ、正しい位置に内臓を維持することが困難になります。そのような状態は、身体に負担がかかってしまい、肩こりや腰痛などの身体の痛み、内臓の不調、便秘、冷えなどの様々な不調が出現するきっかけとなってしまうのです。
インナーマッスルを鍛えることで、内臓や身体の骨・関節が本来の正しい位置に戻り、姿勢が改善され、さらに身体の様々な不調を緩和する効果が期待できます。
姿勢の改善
インナーマッスルは骨格や関節の安定性を維持するため、身体のバランスや姿勢の改善につながります。体幹が安定し、身体の可動域が広がることで、日常生活におけるパフォーマンスの向上につながります。
また、インナーマッスルを鍛えると、内臓の位置を正すことができるため、ぽっこりお腹を改善する効果も期待できます。さらに、X脚・O脚の改善、ヒップアップにも効果的であり、気になるボディラインが整います。
ダイエット効果
インナーマッスルを鍛えることで、代謝機能を向上させる効果が期待できます。筋肉には常に体温を上げたり、血流を促進したりする働きがあると言われています。
インナーマッスルは、姿勢の維持に関係しており、アウターマッスルに比べて基礎代謝に寄与する割合が高いと考えられています。そのため、インナーマッスルを鍛えて活動を活性化させることにより、代謝機能の向上が期待できます。結果的に、痩せやすく太りづらい身体作りが可能です。
ピラティスでインナーマッスルが鍛えられる理由
ピラティスでインナーマッスルを鍛えられる理由として、「胸式呼吸」を行ていることが挙げられます。胸式呼吸は、交感神経の働きを活性化させるため、身体のより深い部分を鍛えるのに有効です。
ピラティスは流れるような動作が特徴で、より効率よく筋肉に働きかけられるエクササイズです。
胸式呼吸と鍛えたい部分を意識し、エクササイズを行うことで、インナーマッスルを効率よく鍛えましょう。
まとめ
今回の記事では、インナーマッスルに関して、以下のトピックに分けて解説していきました。
・インナーマッスルとアウターマッスルの違い
・インナーマッスルを鍛えるメリット
・ピラティスでインナーマッスルが鍛えられる理由
インナーマッスルを鍛えようとしても、効果を実感するまでには時間がかかります。途中で諦めずに、無理なく継続することが大切です。ぜひ、生活の一部にピラティスを取り入れて、健康で理想の身体づくりを行っていきましょう。
詳しく知りたい方は、高知市にあるピラティススタジオ「アルブライト」でご相談ください!